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過敏性腸症候群と併発しやすい病気

過敏性腸症候群と併発しやすい病気

強迫性障害

強迫性障害

  • 症状:無意味な行動を繰り返してしまう、強い不安感に襲われる
  • 診断方法:心療内科や精神科での問診
  • 治療方法:認知行動療法、薬物療法など
  • 家の鍵を本当にかけたのか不安になって何度も引き返してしまう。
  • ちゃんと火を消したか何度確認しても不安になる。
  • 自分が汚れているような気がして何度も手を洗ってしまう。
  • 異常なほどこだわりがあり、その通りでないと不安になってしまう。

というような症状が起きる病気です。

「さっき確認したんだから大丈夫」

と思いつつも、

「もしかしたらやっていないかもしれない」

「考えなくていいとわかっているのにどうしてもそのことが頭から離れない」

という状態におちいり、常に不安感にさらされることとなります。

発症原因はハッキリしていませんが、今のところストレスが引き金となり発症するケースが多いと言われています。

過敏性腸症候群と似たような発症理由なので、併発しやすい病気の1つです。

全般性不安障害

全般性不安障害

  • 症状:漠然とした不安や心配を常に抱えてしまう
  • 診断方法:心療内科や精神科での問診
  • 治療方法:認知療法や薬物療法

とくに理由はないのに毎日よくわからない不安や心配に襲われる病気です。

一般の人でも、心配ごとや不安を抱えることはあります。

しかし、全般性不安障害と診断される人の場合は、ほんとうに「常に」心配ごとや不安に襲われている状態にあります。

過敏性腸症候群でたとえると、一般の人が「たまにお腹が痛くなる」のに対し、過敏性腸症候群の人が「毎日のように腹痛に襲われる」のと同じ感じです。

全般性不安障害も発症の原因はハッキリしていません。

全般性不安障害の人が抱える不安は人によってさまざまですが、過敏性腸症候群の人の「お腹がいたくなったらどうしよう」という予期不安も一種の不安障害と言えるかもしれません。

パニック障害

パニック障害

  • 症状:突然の動悸やめまい、発汗、吐き気、手の震えといったもの
  • 診断方法:呼吸器科や内科で検査の後、心療内科や精神科での問診
  • 治療方法:認知行動療法や薬物療法

いきなり死にそうになるほどの苦しさに襲われる病気です。

過敏性腸症候群の「発作バージョン」といえばイメージしやすいかもしれません。

「このまま死んでしまうのではないか」と思うような苦しさに襲われますが、死ぬことはありません。

しかし、本人は本気で死にそうなほどつらい状態になります。

  • 電車に乗るのが怖い
  • 人がたくさんいる場所に行くのが怖い
  • また発作が起きるかも知れなくて怖い

といった感じで、過敏性腸症候群と同じく「予期不安」に襲われる病気です。

うつ病

うつ病

  • 症状:気分が落ち込んだ状態が続き、何をしても楽しさを感じられない
  • 診断方法:精神科による問診
  • 治療方法:場合によってさまざま。一般的には薬物療法

言わずと知れた病気です。

うつ病が発症する原因はさまざまですが、過敏性腸症候群と併発して起こる時は、肉体的なストレスや、腹痛が起こるのではないかという不安が重なり、うつ病を発症してしまうのではないかと思います。

うつ病は薬物療法が一般的ですが、状況によって治療方法はさまざまです。

逆流性食道炎

逆流性食道炎

  • 症状:胸やけや胸の痛みなど
  • 診断方法:胃腸科や消化器内科での胃カメラ
  • 治療方法:生活習慣の改善、薬物療法、ひどい場合は手術

胃酸の逆流によって引き起こされる病気です。

逆流性食道炎の原因は

  • ストレスによる胃の知覚過敏
  • 食生活
  • 加齢
  • 姿勢の悪さ
  • 便秘による胃の圧迫

とさまざまです。

日本消化器学会によると、過敏性腸症候群の人が逆流性食道炎を発症する確率は一般の人と比べて2倍以上多いと推定されるそうです。

逆流性食道炎の治療では、食生活の改善を指導されることが多く特に「高脂肪の食事に気を付けるように言われます。

機能性ディスペプシア(FD)

機能性ディスペプシア

  • 症状:慢性的な胃もたれ、胃の痛み
  • 診断方法:胃腸科や消化器内科での胃カメラ、内視鏡の後に問診
  • 治療方法:生活習慣の改善、薬物療法

胃の炎症や病気といったものが見つからないのに、つねに胃の不快感や胃の痛みがある場合に診断される病気です。

機能性ディスペプシアになる原因はいくつもありますが、過敏性腸症候群と同じく

  • 精神的な問題
  • 生活習慣の乱れ

によって発症することがあり、日本消化器学病学会によると、過敏性腸症候群の人が機能性ディスペプシアになってしまう確率は一般の人の2倍ほど多いと推定されています。

機能性ディスペプシアの治療は、主に薬による治療がおこなわれ、効果も高いようです。

お腹も痛い、胃も痛い、という状況になってしまうとストレスも2倍となってしまい、過敏性腸症候群も治りづらくなってしまうので、つらい症状がある場合ははやめにお医者さんにみてもらってくださいね。

潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎

  • 症状:下痢、腹痛、血便、体重減少、発熱
  • 診断方法:血液検査、便検査、X線検査、内視鏡検査
  • 治療方法:薬物療法、場合によっては手術

大腸の粘膜に炎症がおこり、下痢や便に血が混じるといった症状があらわれる病気です。

原因はあきらかになっていません。

しっかりと治療をすれば普通の生活ができる病気です。

ごく一部ですが、発病してから年数が経ち、大腸がんを併発する人もいます。

初期症状が過敏性腸症候群と似ているのが特徴です。

一度過敏性腸症候群と診断されたとしても、血便や体重減少、風邪以外での発熱といった症状があるようなら、あらためて検査をしてもらいましょう。

クローン病

クローン病

  • 症状:下痢、腹痛、血便、体重減少、発熱
  • 診断方法:血液検査、便検査、X線検査、内視鏡検査
  • 治療方法:薬物療法、栄養療法、手術

小腸や大腸の壁に慢性的な炎症が起こる病気です。

現在は完治が難しい病気とされ、薬で症状を抑えながら、症状が落ち着いている状態を維持する必要性がある病気です。

クローン病の原因はハッキリとしていません。

潰瘍性大腸炎と同じく、過敏性腸症候群と似ている症状で、併発してしまうこともあります。

便に血が混じる、体重が減少する、風邪以外で発熱するという症状があるようならはやめに検査を受けましょう。

はやめに過敏性腸症候群を治そう!

その他にも、慢性的な下痢や便秘が原因で、

  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん

といった病気にかかってしまう場合があります。

はやめに過敏性腸症候群の症状を落ち着かせ、健康で明るい毎日を手にいれましょう!

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