親や友達に過敏性腸症候群を理解・納得してもらう方法
どういう風に過敏性腸症候群を伝えればいいのか
親に対して
お腹が痛い、腹痛がつらいということを伝えても
「お腹が痛いぐらいで学校や仕事を休むのは甘えだ」
「またお腹が痛いの?」
「精神的なものでしょう?」
「生活習慣を整えれば治るんじゃないの?」
と軽く扱われてしまい困っているという人も多いかと思います。
ご両親が理解してくれないとなると、精神的にも逃げ場がなくなり、かなり辛い状態ですよね。
どうにかして、ご両親に過敏性腸症候群について理解してもらいましょう。
やはり過敏性腸症候群の原因の一つであるストレスを減らすためには、まず一番身近であるご両親に理解してもらうことが大切になります。
ご両親は悪気があって過敏性腸症候群を軽く見ているわけではないはずです。
単に自分がそういった症状になったことがないからツラさがわからないのだと思います。
なのでご両親に伝える時は状況や感情をしっかりと伝えましょう。
「過敏性腸症候群は半分ぐらいは精神的なものによる腹痛。
でも本気で下痢をするし、気のせいではなく本当に死にたくなるぐらいにお腹が痛くなる。
絶対に学校や仕事に行かなきゃという気持ちが強ければ強いほど、精神的に追い詰められて症状がひどくなる。
あまりにひどくなると人によっては本当に起きてるあいだ中ずっと下痢とかにもなりかねない。
だから 「絶対に学校に行かなきゃいけない」とか「またお腹痛くなったの?」とか言わないでほしい。
自分の中でちゃんと治るように今勉強してる。
すぐに治る病気じゃないからちょっとずつしか治らないけど、お母さんやお父さんには「無理しなくていいよ」っていうふうに受け止めて欲しい。」
といった感じで、
- 自分がいまどういう状況なのか
- どれくらい痛いのか
- どういう対応をしてほしいのか
をしっかりと冷静に伝えましょう。
過敏性腸症候群のことが分かってもらえたらこちらの記事もご両親に見てもらってください。
友達に対して
友達に過敏性腸症候群のことを分かってもらいたいときは短くパパッと伝えましょう。
あまり重い話になってしまうと友達もどうしていいかわからないですし、だからといって何も伝えなかったら自分がツライ思いをする一方です。
友達に伝える時は
「私ね、過敏性腸症候群っていう病気で急にすごいお腹痛くなって下しちゃったりするんだよね。
だからもしそういうことになって途中で帰るとかになったらごめんね」
といった感じでさらっと伝えましょう
こちらの記事で詳しく書いていますが友達に迷惑かけちゃうんじゃないか不安という場合は、自分が帰ったとしても友達が得するような条件をつけておくと気持ちが楽です。
わかってもらえない、うざがられてしまう時
過敏性腸症候群について友達にわかってもらえない時はもうそれは仕方がないです。
絶対にわかってもらおうと頑張る必要はありません。
わたしも過敏性腸症候群のことを友達だったり上司だったりに何度か話してきたことがありますが、分かってくれない人は全然わかってくれないです。
こういう人を説得しようと思っても時間の無駄なので
- 友達だったら遊ばない。
- 上司なら他にわかってくれる人を探す。
といった感じにします。
過敏性腸症候群の症状についてちゃんと理解してくれる人や、無理しなくていいよと言ってくれる人は普通にいます。
だから無理に人を説得するよりわかってくれる人を探した方が早いですし、気が楽です。
ただご両親については話が変わってきます。
代わりがいないので、ご両親にはなんとしてでもわかってもらいたいところです。
どうしてもわかってもらえない時は、このサイトを見せてみてください。
過敏性腸症候群がどんな病気なのかなるべくわかりやすくまとめています。
周りの理解は過敏性腸症候群を治すためには必須!
過敏性腸症候群を治すためには周りからの理解が必須だと言えます。
周りから理解してもらえないと
- この人の前でお腹が痛くなっちゃいけない
- お腹が痛いって言ったらまたウザイって言われちゃう
という不安から本当にお腹が痛くなってしまいやすいからです。
逆に言えば周りが理解してくれていれば治るまでの時間も短縮できます。
自分の病気を軽くするためにもどうしてもわかってもらいたいんだということをはっきり伝えましょう!
関連記事自分でできる認知行動療法4ステップで過敏性腸症候群を軽くしよう!
