わたしの過敏性腸症候群の症状。発症から再発、完治までの流れ
もくじ
中学1年生のころに発症。中学2年生で不登校に
わたしは、中学1年生のころに過敏性腸症候群を発症しました。
理由はよくわかりません。
気づいたら頻繁に腹痛におそわれるようになっていました。
最初に「ヤバイ」と感じたのが、学校での授業中やホームルーム中。
冷や汗ダラダラで普通に座っているのがツライほどの腹痛におそわれていました。
下痢もおならも出そうだし、お腹も張って痛いので、おしりをずらそうと揺れていることが多く(おしりの穴がイスに接しているとお腹のハリがきつくなる感じがあったので…)隣の男子に「なにお前揺れてんだよ!(笑)」とからかわれたこともあります。
その時は恥ずかしさより痛みの方がヒドくて、からかわれたことはどうでもよかったですが…。
その後、中学校への登校中や下校中も、歩いている間にお腹が痛くなることが多くなってきて、学校や家まで半泣きで速足で向かっていました。
速足で腹痛と戦いながら「あー!もう無理!知らない人の家にピンポンしてトイレを貸してもらおう!」と考えていたこともあります。
(結局頭のなかでシミュレーションするだけで、実際に借りたことはありませんが)
最初はたまに襲われるだけだった腹痛が、だんだん週1回になり、週3回となり、最終的に毎日腹痛におそわれるようになり、結果。
中学2年生から不登校になりました。
この頃、胃カメラ検査と内視鏡検査を受けましたがともに異常なし。
過敏性腸症候群と正式に診断されました。
家にいても腹痛がこわい…。だんだん布団からも出れなくなる
中学2年生から不登校となり、ほぼ家にいるようになりました。
外出はたまにコンビニに行くのと通院ぐらいです。
最初は、家の中や家の周辺で腹痛になることはほとんどなく、ネットゲームをしたりしていたのですが、一度ひどい腹痛に襲われてからはネットゲーム内で人とかかわるのが怖くなり(一緒にチーム組むので途中で抜けられない)ネットゲームもしなくなりました。
病院への通院も本当につらかったです。
心療内科の先生は一般論しか言わない先生ですごく話しづらいし、わたしは薬の効果も感じられなくて「不安な思いして病院行く意味あんの?」と本気で思っていました。
一度、電車で精神科に行った時は本当につらかったです。
電車内ではいかに腹痛をやり過ごすかに必死でつらかったですし、精神科の先生に「おなかの手術した人が飲むレベルの強い薬」を出してもらいましたが効かないという意味のなさ。
(この薬が効かなかったことで「絶対に過敏性腸症候群」と断定されました)
過敏性腸症候群だと分かったのは良いとして、帰りの電車は本当にグロッキー!
半泣きで途中下車しまくりながら帰ってきました。
そんな状態のある日。
たまたま出かけたコンビニで腹痛が起こってしまい、コンビニの和式トイレで脂汗ダラダラ状態に。
それ以降本当に家から出られなくなりました。
しばらくは下痢になることはあっても死ぬほどの痛みではなく、なんとかやりすごしていましたが、一度、家でごはんを食べてる最中に泣き叫ぶほどのとてつもない腹痛に襲われ、救急車で運ばれました。
それから、布団から出るのもごはんを食べるのも怖くなり、一日中ベッドで過ごすようになりました。
この時が一番ヒドく、ちょっとリビングで座っているだけでも下痢や腹痛に襲われるようになってしまい、あげくの果てにはただベッドで寝ているだけなのに腹痛が起こる始末。
正直このころは、本気で死んでしまいたいと思っていました。
当時は固形物が怖く、ご飯が食べられない状態でした。
食べていたのは、チョコレートと、飲むカロリーメイトだけ。
約1年で10キロ痩せました。
少しずつ回復へ向かい、ひとまず完治!
ただ、固形物を食べなくなったおかげで「出すものがないから大丈夫」という思考になり、痛くなる頻度がすこーしずつ減るようになり、ちょっとずつ布団から出られるように。
中学3年の夏の終わりごろに、やっぱり高校に行きたいと思い、勉強して高校へ。
高校受験の時は2日前から何も食べず、当日は朝に砂糖を入れた紅茶1杯。
テストの間の休憩時間は、お気に入りの小説本を読んで気を紛らし、なんとか腹痛になることなく試験を受け終わり、晴れて高校は合格しました。
その後、中学の時の1番仲良くて、さっぱりした性格の友達に
「外に出る練習に付き合って!お腹痛くなったら途中で帰る!」
と宣言して、一緒に電車に乗って、高校用の筆箱を買いに行きました。
このお腹が痛くならなかった成功体験のおかげで、大分外に出ることが怖くなくなっていきます。
高校生活は、朝一(朝6時)からのシフトの時は、お腹が痛くなることが多かったですが、おおむね問題なく生活できました。
修学旅行も何の心配もなく行けたし、友達と食べ放題にもたくさん行きましたし、海にも行きました。
とても薄着で夜中に遊びまわったりもしました。
高校時代は過敏性腸症候群で苦しめられることはほぼありませんでした。
社会人になって再発…。
しかし、高校卒業後に就職してから再発。
中学時代のように、外に出れなくなるということはなかったですが
- 電車の中で脂汗。
- 遠出が怖い。
- 外でごはんが食べられない。
- 会社で泣くほどの腹痛に襲われる
ことがしょっちゅうでした。
休みの日でもお腹の調子が悪く、常に腹痛という感じに。
以前はほぼ下痢型だったんですが、便秘とガス型も併発。
いろいろ試す中であらためて完治まで持っていくことに成功!
でも、「一度ほぼ完治したんだから、治るはず」と、色々試行錯誤した結果、またもほぼ完治の状態まで持っていくことに成功!
今でもたまにお腹が痛くなることはありますが、過敏性腸症候群じゃない人もたまにはお腹が痛くなる。それぐらいのレベルです。
ディズニーランドにも好きなだけいけるし、腹痛を気にすることなく恋人もできました。
過敏性腸症候群に悩んでいる人は、
「この病気は治らない」
「一生恋愛もできない」
「就職できない」
「楽しい人生を送れない」
と悲観している人も多いと思いますが、大丈夫です!
一度は布団から出られないレベルまで行った、ひどい過敏性腸症候群だったわたしが治りました!
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